軍馬としての素質のある馬を軍用保護馬として選定し
各種の保護奨励を行うとともに能力の維持・資質の向上のために鍛錬を行う
軍用保護馬鍛錬競走
馬券の発売は優等馬の投票として認められた
鍛錬のうち
とくに優等馬の投票に関する施設を使うものを軍用保護馬鍛錬競走とし
主催者は畜産組合連合会および畜産組合とされた
その軍用保護馬鍛錬競走の場所として
埼玉県では
ここ粕壁（春日部）だけでなく、川越、熊谷、浦和での開催も準備され
川越市の入間郡馬匹組合が後援した霞ヶ関競馬会や
川口小運搬業組合、埼玉県馬匹連合会、北足立郡馬匹組合が後援した川口競馬
など次々と施行された
１９４０（昭１５）年：粕壁（春日部）競馬場にて軍用保護馬の鍛練競走が実施された
競馬法に基づく地方競馬では無く
軍用保護馬の鍛練競走で馬券１枚１０円、発売制限なしである
戦後、粕壁（春日部）競馬場では馬匹組合などによる法的根拠のない競馬
いわゆる闇競馬として短期間続けられたが
地方競馬法に基づく開催を実施する場所として
浦和市大谷場に１周１，２００ｍの左回りコースの浦和競馬場を建設し
１９４６（昭２１）年：場所を浦和競馬場に移し粕壁（春日部）競馬場は廃止された
北葛飾郡幸松村（現：春日部市小渕）
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